ノルウェー旅行最終日、飛行機の出発の時間までオスロを観光しました。日本であればあまり考えられないのですが冬の間は閉鎖されている観光名所がほとんどで、今回はかろうじて開館していた国立美術館とノーベル平和センターに行ってきました。
国立美術館はとてもコンパクトですがなかなか良い作品が凝縮された美術館で、英語の音声案内を頼りにノルウェーを代表する巨匠ムンクの「叫び」や「マドンナ」をはじめとする数々の有名な作品に触れることが出来ました。ムンクの他にもルノアール、モネ、ピカソ、セザンヌなどの作品もありました。並ばず入館し、美しい絵画の前でゆっくりと贅沢な時間を過ごしました。物価の高いノルウェーですが入館料が無料というのも気に入りました。国が芸術を守るのはすばらしいこと。どこかの国の事業仕切りとは違います。(ムンクの「マドンナ」は倉敷の大原美術館にも別バージョンが所蔵されていて5月に観てきたので、勝手に不思議なご縁を感じました。)
小学校の頃伯母から毎月のように偉人の伝記をプレゼントされており、それぞれの偉人の生き方は私の人生に多大な影響を与えたのは確かですが、残念ながらそのほとんどは今もう一度読み返してみたいと思うくらいあまり記憶にありません。そんな記憶力の悪い私の脳裏に強く印象に残っている人の一人にダイナマイトを発見した偉大なスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルがいます。ノーベル賞はご存知のとおりノーベルの莫大な遺産で作られた賞ですが、平和賞だけはノルウェーとスウェーデンの平和を祈念して創設されたことからノルウェーで授賞式が行われています。オスロのノーベル平和センターはオバマカラー一色。そしてラッキーなことに普段は80クローネ(約1500円)の入場料もクリスマスのせいか無料でした。
私が敬愛してやまない人道支援機関、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所:本部ジュネーブ)は2度、ICRC(赤十字国際委員会:本部ジュネーブ) は3度ノーベル平和賞を受賞しています。
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