2010年6月13日日曜日

セルビア旅行:ベオグラード

ラトビアのエア・バルティック社がリガとベオグラードの直行便運航を開始したと聞きつけて早速週末ベオグラードに行ってきました!空港から市内までタクシーに乗ると運転手さんはなぜか日本ファン。「セルビアにようこそ!!ベオグラードで走っているバスは日本がくれたものだよ~。」などとご機嫌で市内を案内してくれました。私たちの税金、役立っているみたいです。
日本からセルビアへの経済協力と言えば、2日目の夜に行った国立劇場(1868年設立)でも発見が・・・。

ここの機材は平成19年度に一般文化無償で供与されたようです。たまたま劇場で日の丸を見つけたので帰って調べてみたらそういうことでした。


ベオグラードは人口約160万人とエストニアの人口よりも多くの人が住む大都会。でも市内見どころは駆け足で回れば2日でたぶん十分。歴史の古い街ではありますが、戦火で多くの建物が壊されてしまったということも影響しているのかも知れません。

一番感動したのはカルメグダン公園。要塞のある公園です。ちょうどドナウ川とサヴァ川が合流しているところを見渡すことが出来て何とも美しい風景。ベオグラードはなぜか男性同士、女性同士のグループの方ばかりで、人間観察もとても興味深かったです。































セルビア人の誇り、聖サヴァ大聖堂。1935年に工事が開始されたのだそうですが、現在もまだ建設中。
















久し振りに半袖を着ることが出来ると思って張り切って出かけたのはよかったのですが、36度のベオグラードはタリンの涼しさに慣れてしまった私にとっては暑過ぎでした・・・。





















セルビア旅行:お食事編

セルビア料理は日本人にとって塩辛く量も多いという事前情報を得ており、ベオグラードでのお食事は全く期待していなかったのですが、面白い発見があったりしてかなり楽しんでしまいました!

まず初日に出かけたのは「?(ズナクピタニャ znak:印、pitanja:ハテナ)」という1823 年に建てられたセルビア最古の伝統的なレストラン。1892年までは「大聖堂の隣」という名称だったのだそうですが、セルビア正教会ともめた結果「?」を看板に掲げそれ以来「?」で親しまれているのだとか。



テーブルも椅子も低くて親しみを感じます。 セルビア人は皆さま身体が大きいのにこれで心地が良いのか少し疑問です。


ウルネベス。伝統的なサラダだそうです。チーズ、カッテージチーズとチリが入っていて少し辛いです。ディップのようにパンにつけて食べましたがそれが正統な頂き方かどうかはよくわかりません。

3種のきのこのグリル。オリーブオイルたっぷり。下にお米が敷かれていました。

メインのミックスグリル。小さく見えますがポーク、チキン、ハンバーグ(コフタ)2種、ソーセージとものすごいボリューム。これで一人分ですから大変です。

他に食べたセルビア料理もものすごいボリューム。下はアーティチョークにお米とマッシュルームを詰めてグラタンにしたもの。日本人の口にも合う美味しい一品。















スイーツ部門も魅力的。ベリーのパイ皮包みとかバラのジャム入りパイなど、美味しかったです。

お土産はスーパーで見つけたバラの香料入りのゼリー。トルコのロクムのようにモチモチのお菓子かと思いきやゼリーのようでした(ネット情報によるとロクムと同じなのだそう。でもクロアチアのお土産として紹介されていました。大ショック!)。













2010年5月29日土曜日

リガ旅行

ラトビアのリガに行ってきました。リガは今最高に素敵なシーズンで、美しい花々と真っ青な空に囲まれ、大いにリフレッシュ出来ました。前回訪れた時は大忙しで旧市街しか見ることが出来なかったのですが、今回はのんびりリガの川や緑も楽しむことが出来ました。

バレエ「眠れる森の美女」を観たオペラ劇場。日本人ダンサーも活躍していました。

リガの新市街にはユーゲントシュティール(アールヌーボー)建築の御屋敷が沢山あります。




ホテルは4月にエストニアからの投資でオープンしたばかりのTallink Hotel Rigaを選びました。タリンクは船会社ですが、エストニア国内ではすでに3件ホテルを持っていて今回初の海外進出。しばらくはオープニングプロモーション価格のようです。タリンクホテルのレストランElementsは落ち着いた雰囲気でサービスも良く、お料理は厳選素材を使っており新鮮で美味しい上にお値段もリーズナブルでプレゼンテーションも素敵!エストニアの外にいてもエストニアの経済に貢献したいという気持ちからかどうか分かりませんが、全ての食事をElementsでとってしまうという驚くべき結果に・・・。それにしても満足度の高いレストランでした!
シェフからの一口前菜。


普通のグリーンサラダも驚くべきプレゼンテーション。

レストランの名物、石焼きステーキ。とてもやわらかいフィレ肉で、付け合わせもおしゃれでした!!






2010年4月18日日曜日

魔女の井戸

今日はタリンから車で南に約30分のTuhalaというところに行ってきました。ドライブ日和の晴天です。
Tuhalaには年に数日から数週間だけ水が溢れ出る井戸があります。この井戸は魔女の井戸と言われていて伝説では魔女が井戸の中でサウナを楽しんでいる時に水が溢れるのだそうです。
ちょうど雪解けの時期、地下水が溢れ、2.4メートルの深さの井戸から水が流れ出てそのまわりに池が出来るのだそうです。今日はちゃんと井戸から水が溢れ出ていました!!普通の状態を見るとこれがどんなに珍しい現象なのかがよく分かります。



ここはパワースポットとしても有名。この大木からエネルギーが出ているのだとか。私たちも沢山エネルギーを浴びてきました!
道すがらすずらんやかわいらしい紫の花を発見。木々からもまだ固い緑の芽が見えるようになってきました。まだまだ寒い毎日ですが(今朝は雪も舞っていました!)日一日と春の訪れを感じます。

魔女の井戸周辺は湿地帯で、散策途中の風景もとても趣があります。大自然からマイナスイオンをたっぷり吸収。
途中でこんなかわいらしい教会にも出会いました。

















2010年4月3日土曜日

The Three Sisters Hotel (Emperor’s Menu)

旧市街にあるスリーシスターズホテルで特別メニューを頂いてきました!

2007年5月24日、天皇皇后両陛下がエストニアに来られた際にスリーシスターズホテルで召し上がったエンペラーズメニュー。事前予約をしておけば誰でも試すことが出来ます。

まずは本日のアミューズ。ビーツのコンソメとチキン。濃厚なコンソメと甘いビーツのハーモニー。チキンはレモングラスの香りのするオリエンタルなもの。


前菜はサンダニエーレ産の生ハム、ベビーリーフのサラダとトマトのソルベ。サラダは目にも美しいラズベリーのドレッシングで和えられています。トマトのソルベはトマトが太陽からたっぷり吸収した美味しいエッセンスがたっぷり入っていてねっとりです。

メインは仔牛の腰肉オランデーズソース(天皇皇后両陛下が召し上がったのはトマトピュレの入ったショロンソースだったようなのですが・・・)。
デザートは温かいカヌレと手作りバニラアイスクリーム。
気分はエンプレス、ということでそれぞれのお皿にホテルの方お勧めのマリアージュワインを頂き、ほろ酔い気分の素敵な夕べでした。

以前ホテルの方が案内してくれたピアノ・スイート。エリザベス女王や天皇皇后両陛下もここにお泊りになったそうです。

あまりにも広くて一枚の写真に収められなかったのですが・・・。グランドピアノも置かれています。














2010年3月25日木曜日

Egoist (フュージョン料理)

旧市街にあるレストランEgoist
何度か前は通ったことがあるのですが、まさかそこがエゴイストとは思いもしなかった店の構え。中は中世の雰囲気たっぷりで素敵なレストランでした。


まずはメニューを熟読。冷たい前菜、温かい前菜、魚料理、肉料理、デザートのリストから好きな組み合わせで選ぶというもの。私たちは前菜、メイン&デザートの3コースにしました。
アミューズはきゅうりの上にフレッシュチーズ、サーモン、ディル&カリカリ黒パンがのったもの。

前菜は久し振りのフォアグラ。ソースは甘いリンゴのソースです。


メインは鴨。今日は前菜もメインもお肉です。付け合わせの紫キャベツとポテトのピュレがよく鴨肉に合います。フランス料理と思いこんでいたエゴイスト。実はその時その時の一番良い素材を使ったフュージョンだったようです。いずれにせよ、タリンには比較的リーズナブルにいつもと違った雰囲気を楽しむことが出来るレストランがまだまだ沢山あることを再発見。

濃いお料理が続いたのでデザートはトロピカルフルーツとパッションフルーツのソルベ。さっぱり美味しかったです!







2010年3月23日火曜日

Sundmans (ヘルシンキ:モダン・スカンジナビアン)

ヘルシンキでお世話になっているご夫妻にとても素敵な現代北欧料理のお店Sundmansに連れて行って頂きました。港に面した素敵な場所。窓からの景色もとても素敵です。

店内はとてもゴージャス。1817年創業だそうです。ご夫妻からは「ここはタリンほど美味しいものはないけれど・・・」と言って頂き、もちろんそのようなことはないのでしょうけれど、なぜか少し嬉しかった私。かなりのエストニアびいきです。




前菜はにしんとポテトの和え物。カリカリ黒パンが良いアクセントです。量も大きなスプーン1杯分くらいで胃袋の比較的小さな日本人にもぴったり。さすがはモダン・スカンジナビアン!お味もさっぱりしていて美味しかったです。

前菜とメインの間に出てきたサラダ。レタスの葉5枚・・・。

メインは子羊のグリル。添え物のポテトグラタンに塩分をきかせていて子羊と一緒に食べるとほどよい味加減です。お肉も柔らかくとても美味しかったです!フィンランドに住んでいる日本人は皆さん一様にフィンランドは何でも高くてその上美味しくないと言っていますが、このお店はとても上品で美味しかったです!もちろんお値段はそれなりですが。

デザートにはアイスクリームが3種類。しょうが、ピスタチオ&ヨーグルトでした。大満足!