カルタゴはフェニキア語のカルト・ハダシュト(新しい町)が起源だそうです。
まずは、トフェ(タニト神の聖域)へ。カルタゴにはローマ時代の遺跡が多く残っていますが、トフェは数少ない古代カルタゴ時代の遺跡です。ここトフェはタニト神(写真中央:天と豊穣の女神。カルタゴの守護神。ローマ時代はユーノー・カエレティスとその名を変え、信仰は強く残ったそうです。)などが祀られていた場所で、多くの炭化した幼児の骨が入った骨壷が出土しており、当時子どもが生け贄にされていたのではないかと言われています(写真右:子どもの首をはねるのに使われたと言われている遺跡)。「トフェ」は、幼児を火に投じる儀式が行われていたエルサレム近くの谷の名(聖書)で、1920年以降、ここカルタゴの聖域を呼ぶのに用いられているということです。
次に訪れたのは2世紀に五賢帝の一人、アントニヌス・ピウスによって建設されたアントニヌスの共同浴場。当時建物は2階建てで、更衣室、温浴風呂、水風呂、サウナ、プール、噴水、談話室、トイレなど100を超える部屋が2階部分に左右対称に配置されていたとか!!今日の健康ランドですね。すごい!浴場はローマ人の憩いの場であると共に様々な協議が行われる場でもあったそうです。
小高いピュルサの丘からはカルタゴの町が一望できます。ここはポエニ時代、ローマ時代ともにカルタゴの中心地でした。当時、数階建ての住宅がこの付近に集まっていたようで、カルタゴ時代の住居跡とローマ時代のフォーラム等を見ることが出来ます。
ローマ時代に作られたラ・マルガ貯水場。
次に訪れたのはチュニジアで一番美しい街と言われいるシディ・ブ・サイド。飛行機でたまたま隣に座ったチュニジア人ビジネスマンもここには是非行った方が良いと勧めてくれた街です。地中海を臨む景色とチュニジアンブルーと白の街並みがそれはそれはすばらしい街でした。
観光客が多く訪れるためかわいいお土産屋さんもたくさん並んでいます。
ドアには様々な幾何学模様が施されていて一つ一つユニークです。
ドアには様々な幾何学模様が施されていて一つ一つユニークです。
そしてここでは愛地球博にも出店していた、とても陽気なドーナツ屋さんに出会いました!チュニジアでバンベローニと言われているこのドーナツ、外はサクサク中はモッチモチでとても美味しかったです。是非エストニアにも出店して頂きたい。
チュニジア一美しい街を後に数多くのモザイク画が展示されているバルドー美術館へ。
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