本日は最近BSのロンドン紀行で天海祐希さんが取材したレストラン、、The Modern Pantryへ。日本のガイドブックにもよく取り上げられているレストランで、ニュージーランド育ちの女性シェフ(アナ・ハンセンさん)がシェフということでも、話題を呼んでいます。。
内装はシンプルですが、とてもかわいらしい雰囲気のレストランで、生花が飾ってあるのもすばらしく期待に胸が膨らみます。
本日は前菜コーナーから3品、メインから1品を選んで2人でシェアしました。
こちらのメニュー、使っている食材に国境がありません。特にお気に入りは和食材のようで、だし、ゆず、ひじき、梅干し、味噌、稲荷などなど日本人には親しみのある食材が沢山使われていました。
前菜その1:コーンウォールのかにのサラダ。ムール貝、ひじき、れんこんの揚げたもの、チコリ、梅干し、アボカド、にんにくなどなど色々な食材が使われていますが、プレゼンテーションに問題が・・・。
味そのものも悪くなかったのですが、上に散りばめていたにんにくチップとの相性が悪い・・・。特に苦味が邪魔をしていおり・・・。良い食材を使っているだけにかなり残念な一品。
その2:カレドニアの海老を使ったオムレツ。砂糖で〆たえびを使っているので、全体的に甘みが出ています。上に乗ったチリサンバルはどことなくタイ風。チリもた~~ぷり入っておりエスニックな一品でした。卵の火の通しがすばらしく、美味しく頂きました。
その3:ワイルドマッシュルームとスモークパプリカでローストされたうずら。炭火の香ばしさが素敵な一品です。ワイルドマッシュルームとスモークパプリカに注目していたので、サラダのような一品が来るものと思っていたのですが、肉食系がやって来てあまりのギャップにびっくり!オリーブ、きゅうり、レタスのサラダにトマトとタラゴンのドレッシングかかかっています。こちらは地中海風でした。
メイン:ウェイターさんは鴨か豚バラがお勧めとのことで、全く違うもの(ベジタリアンか鱈かビーフ)が候補に挙がっていたのですが、ウェイターさんのお勧めに敬意を表し、鴨のコンフィを頂きました。ココ豆はバニラの風味とのこと。上に乗っているのは酸味のあるチェリーの甘酢漬け。こちらはターメリック、フェンネルシーズ、クミンシーズの味が香るインド風。
正直な感想としては、一品一品はそれなりの完成度(・・・が、感動なし)ですが、今一つシェフがどこに行きたいのかがよく分かりませんでした。自分の知っている珍しい食材を駆使して国際的な雰囲気を味わってほしいのであれば、もう少し別のプレゼンテーションの方法やメニューの記載方法があると思うのですが・・・。本日頼んだものが悪かったのか全体的にそうなのかよく分かりませんが、お皿のいろどりが非常に悪いのも気になるところ・・・。一度でもう十分満喫してしまった感じです。日本のガイドブックにここまでよく掲載されているということは、良いプロモーターを見つけたということでしょうか。PRって大事ですね。
他方、隣のテーブルでは、メインの鱈を食べた女性、それがよほど気に入ったようで、お皿をなめるくらいきれいに食べた上で、少しだけお皿に残ったソースをフォークでこすり取るように一生懸命食べていました。
こちらが食後の紅茶。ミルクポットがカップの中に入って出てきたのは大変面白いプレゼンテーションですが、衛生的にどうなのでしょうか。
探究心旺盛なハンセンさんには今後とも和の食材と洋食材とのコラボの研究を通して、英国人の皆さまに和食材のすばらしさを伝え続けて頂きたいものです!
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