2010年2月21日日曜日

イタリア旅行:パドヴァとヴィチェンツァ

イタリアはヴェネト州を旅行してきました。ヴェネチアを拠点にパドヴァやヴィチェンツァといった電車で一時間程度の近郊の街を楽しみ、避寒にもなった充実の旅でした。

土曜日の午後ヴェネチアに到着した私たちはその足でパドヴァへ。パドヴァはイタリアで2番目に古い大学がある大学町。ここではジョットの描いたフレスコ画で有名なスクロヴェーニ礼拝堂を見学。スクロヴェーニ礼拝堂は事前予約が必要な上に入る前に特別待合室での温度調整があったりしてなかなか厳しい管理下にありました。写真撮影が禁止されているので残念ながら美しいフレスコ画は撮れませんでしたがマリアの生涯とキリストの生涯が印象的な青を背景に描かれていてしばし絵の世界にのめりこんでしまいました。

日曜日にはヴィチェンツァへ。ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオ様式の邸宅群はユネスコの世界遺産にも登録されています。

まずは拠点となるテアトロ・オリンピコへ。16世紀に活躍したパッラーディオの建築です。建物の外観からはどういう劇場が待っているのか全く想像出来なかったのですが、入った瞬間思わず「あっ」と声が出てしまうほどその荘厳さと美しさに感激してしまいました。


奥行きを見せられるように計算されつくされた劇場の舞台。
ゆっくりゆっくり歩いた木製の観客席でしばし時を忘れました。



















ヴィチェンツァは小さな街ですが街中見どころだらけです。

丘の上からヴィチェンツァを望みました。

こちらはパッラーディオの代表作「La Rotonda」です。パッラーディオは古代ローマ建築から多くの影響を受けたのだそうです。そしてこのパッラーディオの建築はその後多くの国に影響を与えたのだそうです。 アメリカの建築物にもパッラーディオ様式の影響を受けたものが多くあるのだと専属ガイドさんが教えてくれました。 言われてみれば州都にあるような建物もこんな感じですよね。あっぱれパッラーディオです。


2010年2月1日月曜日

ウィーンへ

週末を利用して2年振りにウィーンに行ってきました!ウィーンで少し体を暖めようと思っていたのですが、ウィーンもなかなか寒く、気温はマイナス4~5度。避寒にはなりませんでしたが、美しい絵画を観賞し、オペラも観て、美味しいケーキを沢山食べた充実の週末でした!

ステファン寺院は生憎改修工事中で、裏側から・・・。
ウィーンで一番好きなケーキ屋さん「oberlaa」のトルテたち。ここのケーキは本当にどれを食べても美味しい!!甘さも控えめで日本人好みです。




今回はインペリアルホテルのケーキにも挑戦。有名なインペリアルトルテはマジパンを使ったチョコレートケーキ。歴史を感じる味ではありましたが、私には少し甘すぎました・・・。ところで、ウィーンのカフェではおじさまが一人やグループでコーヒーとケーキを食べている姿をよく見かけます。甘いものを食べているおじさま、なんだか日本では見慣れない姿ですが、なかなか様になっていて素敵です。
お決まりの顔より大きなウィンナーシュニッツェル!あまりの大きさで完食出来なかったのが本当に心残りです・・・。




2009年12月28日月曜日

オスロ観光

ノルウェー旅行最終日、飛行機の出発の時間までオスロを観光しました。日本であればあまり考えられないのですが冬の間は閉鎖されている観光名所がほとんどで、今回はかろうじて開館していた国立美術館とノーベル平和センターに行ってきました。

国立美術館はとてもコンパクトですがなかなか良い作品が凝縮された美術館で、英語の音声案内を頼りにノルウェーを代表する巨匠ムンク「叫び」や「マドンナ」をはじめとする数々の有名な作品に触れることが出来ました。ムンクの他にもルノアール、モネ、ピカソ、セザンヌなどの作品もありました。並ばず入館し、美しい絵画の前でゆっくりと贅沢な時間を過ごしました。物価の高いノルウェーですが入館料が無料というのも気に入りました。国が芸術を守るのはすばらしいこと。どこかの国の事業仕切りとは違います。(ムンクの「マドンナ」は倉敷の大原美術館にも別バージョンが所蔵されていて5月に観てきたので、勝手に不思議なご縁を感じました。)

小学校の頃伯母から毎月のように偉人の伝記をプレゼントされており、それぞれの偉人の生き方は私の人生に多大な影響を与えたのは確かですが、残念ながらそのほとんどは今もう一度読み返してみたいと思うくらいあまり記憶にありません。そんな記憶力の悪い私の脳裏に強く印象に残っている人の一人にダイナマイトを発見した偉大なスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルがいます。ノーベル賞はご存知のとおりノーベルの莫大な遺産で作られた賞ですが、平和賞だけはノルウェーとスウェーデンの平和を祈念して創設されたことからノルウェーで授賞式が行われています。オスロのノーベル平和センターはオバマカラー一色。そしてラッキーなことに普段は80クローネ(約1500円)の入場料もクリスマスのせいか無料でした。

私が敬愛してやまない人道支援機関、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所:本部ジュネーブ)は2度、ICRC(赤十字国際委員会:本部ジュネーブ) は3度ノーベル平和賞を受賞しています。






2009年12月27日日曜日

ノルウェークルーズ

クリスマス休暇を利用して、ノルウェーにオーロラクルーズに行ってきました。フィヨルドの美しいノルウェーでは沿岸急行船が定期的に運航されていて気軽にクルーズを楽しむことが出来ます。この沿岸急行船は世界一美しいクルーズと言われているのだそうです。私たちの乗った船はその名もMidnatsol(ミッドナトソル)、真夏の太陽です。さすがは白夜の国ですね。今回はオスロからトロンハイムまで列車に乗り、トロンハイムからヒルケネスまでの5泊の船旅。念願のオーロラもたった一度でしたが見ることが出来て大感激の旅でした!





























ノルウェークルーズ(イベント編)

航海中各寄港地におけるツアーはもちろんのこと、ミッドナトソルの船内でも、乗船客を飽きさせることのないよう色々なイベントが用意されていました。私たちは寄港地ではトロムソでの犬ぞり体験とヨーロッパ最北端の岬(北緯71度10分21秒!)、ノールカップへのツアーに参加。トロムソもノールカップも北極圏内で日中も真っ暗。吹雪の中の犬ぞりと岬の散歩はスリル満点!なかなか出来ない経験です。ノールカップへはタイの先代国王が訪れたことがあるとかで、タイ政府寄贈による記念博物館もありました。

船内では北極圏通過の儀式でネプチューン王が登場。北極圏内に入ったということでお怒りだったようで、希望者の背中に氷が入れられおりました(涙)。



クリスマスシーズンということもあり、各寄港地の住民が船内でミニコンサートを開いてくれたりという微笑ましい場面も。
寄港地にはこんなそりも用意されます。これは座るのではなく、背もたれの上の部分を手で持ち、同時に足で地面を蹴ってスキー板に足をのせてすべります。


寄港地の子どもたちも船内に来てくれました。かわいい~~~。











ノルウェークルーズ(船内グルメ編)

今回のツアーは3食付き。朝とお昼はビュッフェ形式。夜はスリーコースのディナーがサーブされます。

ノルウェーのお食事はあまり期待していなかったのですが、意外や意外、船内のお食事はかなりのもの。一番美味しかったのはラムのロースト。ソースもしっかりしていて大変美味でした。日本だったら一人2本くらいしか出ないようなラムチョップがなんと3本も出てきてお腹いっぱい!





ノルウェー名物サーモンのソテーも出ました!ソースはフェンネルとほうれん草のクリームソース。

デザートのパンナコッタ。デザートも毎回工夫されていて本当に美味しかったです!


クリスマスイブの夜はビュッフェでした。ロブスター、オマールに手長エビ等など、エストニアにはない盛りだくさんのシーフードの登場はかなり嬉しかったです。


デザートも素敵です。



聖夜にはトナカイ君が出てきました。トナカイは燻製しか頂いたことがなかったので、こんなにたっぷりのローストを頂くのは今回が初めて。ベリーの甘いソースが添えられていました。内臓系の匂いとザラザラした舌触りはシカ肉に似ています。トナカイ君はやっぱりサンタさんと一緒にいて頂いた方が私は嬉しい・・・。もちろん完食です!
・・・あまりに毎回お腹いっぱい食べすぎてずいぶん太ったのではないかと心配したのですが、体重変わらずでとりあえず一安心。







2009年10月16日金曜日

The Dorchester (ロンドン・アフタヌーンティー)











高校の時代の友達との嬉しい再会の場所はThe Dorchester。つい先日のアエラにはロンドンのアフタヌーンティーブームについて書かれていましたが、友人曰く有名なホテルはなかなか予約が取れないのだそうです。ドーチェスターもそんな人気のホテルの一つ。重厚なインテリアに極上のサービス、紅茶の本場イギリスで頂くアフタヌーンティーはとても優雅なひとときでした。

まずはお決まりのサンドイッチ。パンもそれぞれ中身に合わせてシソの葉やクミンシードを入れたりしてとてもおしゃれ。お口直しのパンナコッタもスコーンもケーキも上品な甘さで美味しかったです。お腹一杯。