シャンデリアも塩の結晶で出来ています。地下300メートルにある礼拝堂は何百ものすばらしい彫刻が施されていました。写真では伝えられないスケールです。
2011年6月20日月曜日
ポーランド旅行:ヴィエリチカ
クラクフの南東約15キロにある小さな町には岩塩採掘場があり、ここは世界遺産にも指定されています。2時間のガイド付きツアーは若干長いような気もしましたが、塩の結晶で出来た彫刻などは一見の価値ありです。
シャンデリアも塩の結晶で出来ています。地下300メートルにある礼拝堂は何百ものすばらしい彫刻が施されていました。写真では伝えられないスケールです。
シャンデリアも塩の結晶で出来ています。地下300メートルにある礼拝堂は何百ものすばらしい彫刻が施されていました。写真では伝えられないスケールです。
ポーランド旅行:アウシュヴィッツ
ポーランド旅行最終日は、二度と繰り返してはいけない歴史的負の世界遺産、オシフィエンチム(アウシュヴィッツ)とブジェジンカ(ビルケナウ:第2アウシュヴィッツ)へ。ガイドの方の説明を聞きながら広い敷地を歩いて見学します。
第2次世界大戦中アーリア人至上主義を掲げるナチス・ドイツによりユダヤ人、政治犯、同性愛者、身体障害者や精神障害者など、ここで犠牲になった人は28もの国籍だったと言われています。ナチス・ドイツ占領下の各地から強制連行されてきた人々は、ここで働ける者とそうでない者に選別され、女性・子どもなどはシャワーを浴びると言って即座にガス室に送られたそうです。登録もされず即時に殺された人々もおり、ここでの犠牲者の数は現在でも把握されておらず、150万人とも400万人とも言われています。高圧電流が流れていた鉄条網で自らの命を絶つことを選んだ人も少なくなかったようです。
ヨーロッパの中心に位置すること、列車の便が良かったこと、広大な土地があり、近くに炭鉱などがあったことからこの地が選ばれたと言われています。
ビルケナウでは、粗末な作りのバラックに当時の衛生施設とベッドが残されていました。トイレも拷問の一種で、1日2回、しかも1回30秒~40秒だったそうです。

"Arbeit macht Frei (働けば自由になる)" |
第2次世界大戦中アーリア人至上主義を掲げるナチス・ドイツによりユダヤ人、政治犯、同性愛者、身体障害者や精神障害者など、ここで犠牲になった人は28もの国籍だったと言われています。ナチス・ドイツ占領下の各地から強制連行されてきた人々は、ここで働ける者とそうでない者に選別され、女性・子どもなどはシャワーを浴びると言って即座にガス室に送られたそうです。登録もされず即時に殺された人々もおり、ここでの犠牲者の数は現在でも把握されておらず、150万人とも400万人とも言われています。高圧電流が流れていた鉄条網で自らの命を絶つことを選んだ人も少なくなかったようです。
博物館には強制連行された人々が当時身に付けていたかばん、メガネ、衣服、靴など身の回りの物が展示されていました。直視出来なかったのは女性の毛髪の山・・・。女性は強制収容所に到着するとすぐに髪を切られ、これらの髪はマットレスなどの織物などに使われたそうです。これら一つ一つのものが象徴する人々の命がここで奪われたと思うと言葉を失います。
飢えや伝染病と戦いながらの当時の強制労働や飢餓牢、立ち牢など、この収容所のシステムは想像を絶するものでした。ガス室では一度に32分で800人もの人が殺されていたと言われています。
靴の山 |
収容所内 |
ガス室:ここで何万もの人の命が奪われました・・・ |
ビルケナウでは、粗末な作りのバラックに当時の衛生施設とベッドが残されていました。トイレも拷問の一種で、1日2回、しかも1回30秒~40秒だったそうです。
桁はずれな数の命や苦しみと向き合う重い半日でしたが、これらを直視し、この史実を忘れないように、そしてこの過ちを二度と繰り返さないように未来に伝えていくことが、今生きている私たちの使命だと改めて感じました。犠牲者の皆さまのご冥福を心より祈ります。
この石碑の裏に犠牲者の灰が埋められました |
ビルケナウの施設内まで延びた列車の終着点 |
2011年6月19日日曜日
ポーランド旅行:クラクフ編
翌日は列車に乗ってかつての王国の首都であったクラクフへ。途中の車窓にはなだらかな丘が広がっていました。色々な作物がパッチワークのように植えられるのんびりとした美しい景色を楽んでいると3時間の道のりもあっという間。
駅からクラクフの旧市街までは歩いてすぐです。ここクラクフの見どころはこの旧市街に集中しています。
ワルシャワ駅で見つけた面白いオブジェ |
駅からクラクフの旧市街までは歩いてすぐです。ここクラクフの見どころはこの旧市街に集中しています。
バルバカン:旧市街を守っていた砦 |
フロリアンスカの門 |
聖マリア教会 |
中央市場広場にある織物会館 |
旧市庁舎と織物会館 |
旧市街をヴィスワ川に向って歩いて行くと少し小高い丘の上に歴代王の居城であったヴァヴェル城が見えてきます。王宮の中は残念ながら観ることは出来ませんでしたが、外観だけでも十分中世の気分に浸ることができました。
2011年6月18日土曜日
ポーランド旅行:ワルシャワ編
休暇を利用してポーランドに行ってきました。
1611年に正式に首都となったワルシャワは第2次世界大戦でその美しい街並みがほとんど破壊されてしまいました。戦後市民により忠実に再現されたという街並みは、大変趣があり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

次に訪れたのは旧王宮。クラクフからワルシャワに遷都したジグムント3世が暮らしていた時代そのままに再現されているそうです。


1611年に正式に首都となったワルシャワは第2次世界大戦でその美しい街並みがほとんど破壊されてしまいました。戦後市民により忠実に再現されたという街並みは、大変趣があり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
戦後のワルシャワ |
王宮前広場 |
旧市街市場広場 |
駆け足のワルシャワ見学。まずはキュリー夫人の博物館へ。小学校の時に読んだ少年少女世界伝記全集第1巻に出てきたキュリー夫人は今でも強烈に印象に残っています。キュリー夫人の生まれ故郷に来ることが出来たなんて本当に感動。
次に訪れたのは旧王宮。クラクフからワルシャワに遷都したジグムント3世が暮らしていた時代そのままに再現されているそうです。
ワルシャワの街ではあちらこちらにポーランド出身の天文学者、コペルニクスの像を見ることが出来ます。
そしてもう一人ポーランドが輩出した偉大な人物と言えば、ショパンです。昨年は生誕200周年祭が盛大に行われていたようです。ショパン博物館はショパンの生誕200周年を記念してリニューアルオープンしたハイテクの参加型博物館。残念ながら30分ほどしか見学出来ませんでしたが、半日くらいかけてゆっくり観たり聴いたりするのも楽しそうです。
2011年6月5日日曜日
ラヘマー国立公園
エストニアで最大の面積を誇るラヘマー国立公園のヴィル湿原に行ってきました。エストニアは国土の22.3%が沼地なのだそうです。沢山雪が降っても雪解け水が氾濫しないのは、湿地帯がスポンジのように水分を吸収してくれるから。
ここは四季を通じて美しい自然を楽しめます。そして何よりも驚いたのは、国立公園なのにベリー狩りやきのこ狩りを自由に楽しめるということ。希少価値の高いクラウドベリーも生息していて、8月頃になると黄色い実をつけるそうです。
木道のコースは3.5キロ。果てしなく広がる美しい景色。珍しい植物や小鳥のさえずりに癒されながらの道のりです。
苔にも色々な種類があります。

帰りには近くのビーチに立ち寄りバーベキューを楽しんできました。マイナスイオンをたっぷり吸収した素敵な休日でした。
ここは四季を通じて美しい自然を楽しめます。そして何よりも驚いたのは、国立公園なのにベリー狩りやきのこ狩りを自由に楽しめるということ。希少価値の高いクラウドベリーも生息していて、8月頃になると黄色い実をつけるそうです。
木道のコースは3.5キロ。果てしなく広がる美しい景色。珍しい植物や小鳥のさえずりに癒されながらの道のりです。
このように水がたまる状態まで進化するには3000年以上の時間を要するのだとか。自然の力は偉大です。
帰りには近くのビーチに立ち寄りバーベキューを楽しんできました。マイナスイオンをたっぷり吸収した素敵な休日でした。
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