2011年9月19日月曜日

アドリア海クルーズ(お食事・イベント編)

アリオン号の7泊8日のアドリア海クルーズは効率よく各地の見どころを周ることが出来、遅めの夏休みを大満喫。世界遺産好きの日本人の心を射止めるツアーであることは間違いありません!私たちは今回のクルーズの唯一の日本人客でしたが、一週間前の同じプログラムには2組の日本人がいたそうです。
フランスの会社が運営しているとあって、乗船客の半分以上がフランス人。その他アメリカ人も大勢いました。船内の使用言語はフランス語と英語です。
お食事は基本的に全て付いています。朝はビュッフェスタイルのアメリカンブレックファースト。昼と夜は前菜、パスタ、メイン、デザート、チーズの中から好きなものを好きなだけ組み合わせることが出来るスタイルですが、毎回十分なチョイスがあります。



 お味は感動の美味しさではありませんが、それなりで、毎回工夫が凝らされています。夕食はいつも同じテーブルで食べます。私たちはチリのお医者さん夫妻とアメリカの実業家風夫妻と一緒で、毎回とても楽しいテーブルトークを楽しむことが出来ました。










何よりもすばらしかったのはウエイターの皆さま。テキパキと各テーブルにオーダー通りのお皿を運ぶ姿は皆の感動を呼びました。多くはインドネシア出身のウエイターだったのですが、インドネシア語で挨拶すると本当に喜んでくれて、いつも声をかけてくれるようになりました。







船内で誕生日を迎える人にはこんな素敵なケーキが出されます。私たちのテーブルにも素敵なケーキが届けられました!これを見ていた隣の英国人テーブルは、これがよほど羨ましかったらしく、次の日の夜「僕たち今日皆誕生日だから」とウエイターさんに伝えたところ、


なんとパンで作られたこんなケーキが運ばれてくるという面白い一幕もありました。これには一同大爆笑です。



夜はショーやバンドの演奏なども楽しむことが出来ます。また、シェフによるフルーツカービングもありました。

オプショナルツアーでは、色々な国の国民性を感じる出来事も沢山経験しました。いつも笑わせてくれたのはやっぱりアメリカ人。暑さで意識が遠くなりそうなのを我慢しながら、なぜかガイドさんに気を遣い真剣に聞き入るふりをする日本人の私に対し、アメリカ人のおじさんはある銅像を指さしながらこんなことを聞いてきました。「ねえ、どう思う、あの人?トランクスだと思う、それともブリーフ?」
ある時にはこんなことも・・・。ガイドさんの説明がすばらしく、本当に一生懸命だったことに感動してほとんどの人がチップを出すことに。皆「ありがとう、君の説明はすばらしかったよ。」などと握手をしながらお礼を言っていたのですが、あるアメリカ人。「ねえ、おつりある?」チップにおつりの発想はきっと日本人には考え付かない発想だと思います。

小さなクルーズ船でのフレンドリーな旅、また機会があれば参加したいと思います。

2011年9月18日日曜日

アドリア海クルーズ(7日目:スプリットとトロギール)

7:30船はスプリットに到着。まずはオプショナルツアーでスプリットの西20キロに位置するトロギールへ。トロギールは小さな島で、紀元前3世紀にギリシャ人によって築かれました。

こちらはトロギールの北門。門の上から見下ろしているのはトロギールのパトロンで市民を守る聖ヨハネ。


街の中心までは北門からすぐです。

こちらは聖ロヴロ大聖堂。1240年に完成したものです。中でも目を引く47メートルの鐘楼は4世紀にもわたって建築されたため、各階層ごとに異なる様式で建てられています。

こちらの大聖堂、驚くべきはその中の美しい彫刻。

大聖堂の入り口
大聖堂












小さな街ですが、街の中は旅行客を飽きさせません。

要塞があったり











素敵なテラスのカフェがあったり

現地滞在時間は約90分と大変短い時間でしたが、充実の世界遺産でした。

蒸し焼きになりそうな暑さの中スプリットに戻り、今度はスプリット観光。
スプリットも史跡群とディオクレティアヌス宮殿が世界遺産に登録されており、見どころばかりの街です。
大聖堂


正門近くで咲き誇っていたブーゲンビリア

ガイドさんお勧めの最大の見どころは宮殿の地下。何もないただの地下室(?!)ですが、3世紀にこの技術ですから驚きです。

こちらは洗礼室。彫刻が繊細でとても美しいです。


洗礼室の中




大忙しの一日も無事に終わり、16:00船は再びスロベニアのコぺルに向けて出港。

2011年9月16日金曜日

アドリア海クルーズ(6日目:ドブロヴニク)

船は再びクロアチアの港に入港。8時グルージュ港到着。




”アドリア海の真珠”として有名な旧市街はここからバスで10分くらいのところにあります。色々なクルーズ船は朝到着するようで、旧市街はとにかく人人人。












まずは暑さもやわらかいうちに(・・・といっても相当暑いです!)旧市街をぐるりと一周取り囲んでいる城壁の遊歩道を回り、全貌を眺めて見てみることにしました。


オレンジ色の屋根が太陽の光に照らされて美しく輝いています。



城壁の上からは人々の暮らしも垣間見ることが出来ます。
旧市街の中も魅力たっぷり。
スポンザ宮殿


大聖堂

大聖堂の宝物殿の絵画

宝物殿の絵画



総督邸

お昼は港の見えるレストラン、Lokanda Peskarijaにてシーフードを沢山頂きました。


サラダは鮮度が今一つでしたが、

シーフードプレート(2人分)は7種類のシーフードがたっぷり入っておりお腹いっぱいになりました。











午後はケーブルカーでスルジ山に登り上からの景色を楽しみます。












こちらは山側の景色。

海側の景色。生憎空がくすんでいましたが、アドリア海の真珠を望む贅沢なひと時。



夕方になり、ようやく暑さがやわらかくなったので再び活動開始。フランシスコ会修道院にはヨーロッパでも3番目に古い薬局があります。タリンのラエコヤ広場にもヨーロッパで最も古い薬局の一つが存在しています。











こちらはオノフリオの大噴水。天然の湧水を頂くことが出来ます。
小さな小道の散策を楽しみます。

旧市街のお店の前にはこのような街灯が付けられており、統一感が生まれています。


23時、ドブロブニクを出港。それにしてもよく歩いた一日でした。