パロの商店街。観光客目当てのお土産やさんがほとんどです。ヤクのショールや伝統工芸品など魅力的なものも色々ありますが、ほとんどは仏具です。西洋人に人気があるのでしょうか。もう少し工夫すれば日本人にも魅力を感じるお土産物をたくさん開発できると思うのですが・・・。
お土産屋さんの奥でドラえもんを見ていた子どもたち。ブータンの子どもは皆ドラえもんを知っているとお店の方が興奮気味に語っていました。
商店街の雑貨屋さん。
こちらは冬虫夏草。3,000~4,000メートルの高地に生息する植物で、漢方薬として中国人に人気です。安いもので1本5~600円くらいです。売買のシーズンが始まったばかりとかで、これは今年のものだそうです。冬虫夏草は一般的にはお酒に入れて飲むそうです。
ブータン最後の晩餐は農家にて。
まずは奥の間に通されお茶うけのお菓子を頂きます。左側がシップ。ひしゃげ米。右側がザウ。こちらは茹でたお米を乾燥させて炒ったもの。バターと砂糖が混ぜられています。
お茶はバター茶(スジャ)。黒茶にバターと塩を入れたものです。木の器に入れて出してくれます。この木の器はブータンの伝統的なもので、ブータン人は昔懐にこの木の器を入れて常に持ち歩いていたそうです。お呼ばれの際は懐からこの器を出して使っていたとか。今では高級品なので、あまり持ち歩いている人もいなくなったとか。
10年前に頂いた時にはあまり好きになれないと思ったのですが、今回再チャレンジして、美味しく感じることに気が付きました。10年も経つと味覚も変わるものですね。
今回はガイドさんと運転手さんから上述のお茶うけをバター茶に入れるとさらに美味しい!と教えてもらいました。なるほど塩バターキャラメル風です。
こちらのご家族には小学生のお嬢様が2人います。英語は小学校1年生から習うということで、二人とも普通に会話ができます。教科書はゾンカ語の語彙が限られていたということもありほとんどが英語のものを使っているのだとか。
こちらが本日のホストの肝っ玉母さん。お父様は他県で出稼ぎ中。留守宅を守っています。
キッチンをのぞかせてもらいました。
炊飯器は日本製なのだそうです!
肝っ玉母さん、今日は観光客をもてなす夕食が2組も入ってしまい大忙し。本当にやり手です。前客が帰った後我々も食事の間に通されました。
お食事の際に一緒に頂いたのはミルクティーです。
本日のおかずは
●じゃがいものチーズ煮
●エマダッツィ(唐辛子のチーズ煮)
●干しなすの唐辛子炒め
●豚肉の油
●干した牛肉の煮たもの
本日一番おいしかったのは、肝っ玉母さんが育てた赤米。これは本当に最高。冷ご飯が残っていたにも関わらず私達には炊き立てのご飯を出してくれました。そして、もう一品、美味しいご飯泥棒のイズィと呼ばれる唐辛子の和え物。私はこれをブータンのふりかけと名付けたいと思います。
イズィは、ネギ、香菜、トマト、塩、スジャを入れて混ぜたものですが、これとご飯を一緒に頂くとご飯が進む進む!!
最後に自家製のお米から作られたお酒がふるまわれました。
こんなにもてなしてくれて大感謝。とても美味しい夕食でした!!
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