2013年7月6日土曜日

Locanda 4 Cuochi (ヴェローナレストラン)

ヴェローナの夜はアレーナから徒歩3分のところにあるLocanda 4 cuochiへ。

昨年オープンしたばかりのこのレストラン。お店に入ると4人のシェフが忙しそうにお仕事をしています。

内装はシンプルでとても素敵です。
各テーブルには色鉛筆が置かれていて、紙のテーブルクロスの上で落書きを楽しむことができます。ちょっと子どもに返りながら、美味しいお食事を楽しむ、そんなコンセプトからでしょうか。



前菜に頂いたのはピエモンテ州のFassona牛のタルタル。ピスタチオとかぼちゃの種がのっています。お肉は脂肪が少なく良質なもの。ソースやナッツとの相性もすばらしく絶品。
こちらは玉ねぎのスープ。玉ねぎの甘さが詰まった一品。中に入ったトマトのうま味をたっぷり吸ったクルトンやバジルペーストとのハーモニーもすばらしいものでした。見た目は今一つでしたが、お味は究極。

こちらはメインで頂いた鶏肉とリコッタチーズのラビオリ。 こちらも美味しかったです!

メインのもう1品はうさぎのサラダ。フェンネルとビーツが入っています。オリーブのヴィネグレットで和えられたさっぱりした一品。

デザートはティラミスと
ミルフィーユ。

雰囲気もすばらしく、量もちょうど良く、スタッフの皆さまも親切な素敵なレストランでした。また是非再訪したいです。

Antica Bottega del Vino (ヴェローナレストラン)

ヴェローナでのランチは有名なワイン・レストランAntica Bottega del Vinoで。こちらは1890年創業。



中には所狭しと沢山のワインが並べられています。






せっかくのワインレストランなので、Luganaと言うヴェローナ名産のワインを頂くことにしました。花のような香りがすばらしく、余韻が長く続くとても深みのある美味しいワインでした。
前菜には名物の馬肉。Sfilacci di Cavallo。塩漬けにした馬肉を燻製にして細かく割いたものです。下にはレタスの千切りが敷かれていて、レモンとオリーブオイルで味付けされています。素朴で美味しい一品でした。

こちらは鱈のオイル煮とポレンタ。ヴェネト州ではポレンタ(トウモロコシ粉でできています)がよく食べられるようで、このポレンタは焼いたものでした。

メインにはパスタを2種類。ヴェネト州名物のビゴリ。ちょっと太めのパスタです。ところてんのように押し出して作るパスタだそう。ソースは鴨肉のラグー。麺はモチモチでとても美味しかったです。伝統的なパスタソースである鴨肉のラグーでしたが、お味は普通。田舎のお料理、という感じでした。
もう一品はアンチョビのパスタ。上にはカラスミの粉がかかっています。こちらも普通のお味。少しきつめの塩加減でワインにはよく合います。
最後にサービスで、ナッツの沢山入った素朴なクッキーを出して頂きました。香ばしくて美味しかったです。

パスタは半人分で注文しましたがそれでもお腹いっぱいです!!
グラスで色々な種類のワインを飲むことが出来るので、ワイン好きには大変魅力的なレストランだと思います。

2013年6月29日土曜日

The Ledbury


本日はごぼうびランチ。ノッティングヒルにあるThe Ledburyに再びやって来ました(前回記事はコチラ)。


本日は自分へのごほうびランチなのでテースティングメニューに。
まずはヘーゼルナッツのビスケットの上にパテとオレンジピールが乗った小さな一口おつまみ。

パンも相変わらず美味しいものでした。
アミューズはズッキーニのクリーム。一切れだけ入ったロブスターが甘く、キャビアがとてもすばらしいアクセントになっていました。

ホタテ貝のセヴィーチェ。かぶのスライスがのっています。そして一番上には凍らせたホースラディッシュのふわふわの粉。緑のオイルは海藻オイルです。前回来た時はパルメザンの粉でしたが、ホースラディッシュの方がよりさっぱり和風な感じです。

次はさばの炭火焼。アボカドのソースときゅうりの酢漬けが添えられています。こちらも前回からレベルアップした感じ。
次は水牛のカード(サンネクテールチーズ入り)。上にはグリルした玉ねぎでとったスープがかけられます。少しクリーミーな茶碗蒸しのような感じです。

このあっさりした一品にはバターたっぷりのパンにトリュフがたっぷりとのせられた濃厚なトーストが添えられました。このトーストが絶品!

お魚料理はカレイのソテー、蟹肉添え。こちらは火加減が絶品。ほのかなカレー、エルダーフラワー、フェンネルの香りが感動的なハーモニーを奏でます。
次はうずらとグリーンピース。アクセントに粉末状の血のソーセージがかけられています。うずらの肉はとてもしっとりやわらかに仕上がっていました。


最後のお食事はリブ肉。おはしでも切れるくらいのやわらかさです。添えられているのはセルリック。お肉に添えられた香ばしいエシャロットとよく合います。また、薄くスライスされたポテトのカリカリ揚げも良いアクセントに。シンプルな一皿にも色々な計算を感じることができる一品でした。

プレデザートはみかんのグラニテとレモンとバーベナのアイスクリーム。お口の中をさっぱりさせてくれました。


デザートはいちごのミルフィーユ、ミルクのアイスクリーム。サクサクのパイで美味しかったのですが、もう少し工夫を見せてほしかったという印象。季節の果物の美味しさに頼り過ぎたかそれともちょっと横着したかったのか分かりませんが、もう少しパティシエの仕事振りが感じられるデザートを合わせて欲しかったです・・・。

最後のプチフール。

今日も大変美味しく頂きました!
お店の雰囲気も店員さんのサービスもすばらしく、大満足のランチとなりました。

2013年6月1日土曜日

Petrus (by Gordon Ramsay)

本日はナイツブリッジにあるゴードン・ラムゼーのレストラン、Petrusにやって来ました。光の沢山差し込む店内は中心部に全てが透けて見える円柱があり、その中には沢山のワインが保存されています。内装はシンプルに白で統一されていてかわいらしいピンクのガーベラが一輪花瓶の水に浮いています。本日は太陽光が優しく入っていたので良い写真が沢山撮れましたが、何と、データを全て誤って消してしまいました!!大ショック!・・・ということで本日は記述のみ。

◆アミューズブッシュにはジャガイモのクリームの上にクレソンのムースが乗せられ一番上にサーモンのタルタルの乗ったかわいらしい一品。
◆前菜は、こんがりトーストされたブリオッシュの上にカスターブリッジ牛のタルタルが乗せられたもの。こちらは本日一番のお気に入り。
◆もう一品の前菜は季節のアスパラガスのヴェルーテ。鴨肉と半熟の鴨の卵が添えられています。
◆メインは鱈のロースト、レンティルとムール貝添え。少しカレー風味のカリフラワーのピュレがソースです。
◆もう一品は牛のステーキ。こちらはサガリと言われる部位で少しかたい部分ですが、肉の味がしっかりしています。
◆続いてデザート前の小さなアイスが出てきました。こちらはレモン味でパチパチはじけるキャンディーがからまっていて、驚きと共に楽しむことが出来ました。
◆本日頼んだ普通のプリフィックスのランチは、前菜とメインは3種類から1品を選びますが、デザートは7種類も用意されています!
◆本日選んだデザートはバナナのミルフィーユとりんごとキャラメルのパフェ。りんごとキャラメルのパフェは見た目のセンスは今一つでしたが、パイで作ったシナモンやチョコレートで作ったアニスなど、かなり手が込んでいます。そしてただの丸い青リンゴのシャーベットだと思っていたものの中にはキャラメル味のトフィーのようなものが入っていて一緒に食べるとそのハーモニーはため息もの。
◆最後のプチフールには、チョコレートが沢山ついてきました。

ゆっくりランチには最適です。

最後に厨房のツアーもありました。そして厨房にはキッチン特別席も用意されています。お料理好きにはたまらない席です。

プロも顔負けの写真の数々が撮れたと思っていたのに、本当に残念!

2013年5月18日土曜日

Hedone (ロンドンレストラン)

本日はチズウィックにあるHedoneでランチ。

お店の前には世界のレストラン100選で70位になりました!との看板がありました。予約時間の12時にお店に着きましたが、10分待っても鍵がかかっていてお店に入れません・・・。仕方ないのでお店に電話すると「あ、ごめんなさい。鍵を開けるのを忘れていました!」と慌てて店員さんが鍵を開けてくれました。・・・ところが、お店の中は皆さま大忙しの準備中状態。床掃除の人までいたりして明らかに準備が遅れていたものと思われます(笑)。

ヘドネのシェフはスウェーデン生まれのMikael Jonsson 氏。小さな頃からシェフを目指していたのですが、食品アレルギーのため、途中で断念して弁護士になり、ブログを通じて食と携わり続けます。そんな彼が2011年7月にオープンしたのが、ギリシャ語で「快楽」を意味するヘドネです。











お店はオープンキッチンで、カウンター席も楽しそう。

まずはかわいらしいスナックが出されました。全て味にパンチがなく大変微妙・・・。器も見た目も美しいのですが・・・。




パンはお店で焼いたサワードウブレッド。これまで何処で食べたサワードウよりも水分が多くもっちもちです。

こちらのテーブルはテーブルクロスと一体化されている面白い作りです。全てのテーブルの脇にはほんのりシナモンの香りのする香り袋が置かれています。

コースの前に出てきた付きだしは、茶碗蒸し、岩海苔ソース。和食?

前菜は湯通しされた牡蠣。下には青リンゴのフォームとエシャロットの酢漬けが敷かれており、とてもさわやかです。
もう一品の前菜はフランス産の白アスパラガス、オランデーズソース添え。タラゴンの香りと酢漬けのグリーンアスパラガス、そして黒カルダモンが春の香りに色を添えてくれます。

メインは55日間熟成させた黒アンガスビーフを72時間低温で調理したもの。低温調理なので、素敵なピンク色。柔らかくてとてもジューシー。

もう一品のメインは鶏のもも肉と胸肉。しっとりと焼かれていて美味しい一品です。添えられていた太いグリーンアスパラガスは甘みがあって香りも高いものでした。

お口直しのソルベはタイバジルのハーブ。メインディッシュから次に来る甘いものへの橋渡しの役を担っています。

デザートはりんごのミルフィーユとキャラメルのアイスクリーム。パイ生地はサクサク、りんごはしっとりさわやかの美味しいデザート。もう一品は温かいチョコレートケーキとラズベリーの粉とパッションフルーツのゼリー、上にはマダガスカルバニラのアイスクリームがのっています。こちらは濃厚なチョコレートとフルーツの酸味がすばらしいハーモニーを奏でる一品。















プチフールにはかわいらしい、バニラのマカロン(レモンマンゴークリーム)、バニラのフィナンシェとベルガモットのマシュマロが出てきました。
チズウィックにはこんなにかわいらしい教会もあります。チズウィックは市内中心部から少し離れていますが、休日の散策を兼ねて遊びに来るにはもってこいの場所です。