2011年10月9日日曜日

Medlar (ロンドンレストラン)

最近イギリスの主要紙のグルメレポーターがこぞって評判を掲載している話題のレストラン、Medlarに行ってきました。Medlarは"World's End" (世界の果て)という地域にあります。

レストランの中は気取りすぎず、カジュアル過ぎず、おしゃれな雰囲気です。

メニューはプリフィックスで、この日は前菜7種、メイン6種、デザート7種から選べるようにになっていました。まずは自家製のサワーブレッドとフォッカッチャが出されます。サワーブレッドは噛めば噛むほど味の出る美味しいもの。お食事にはぴったりです。フォッカッチャはしっかり味がついており、食事と一緒にというよりこのまま食べたいと思うようなもの。両方とても美味しかったです!

 前菜はガーディアンのグルメレポーターが今年食べたものの中で一番美味しかった!と大絶賛していた蟹のラビオロ。確かに蟹の甘い香りがして美味しかったのですが、日本人にはロブスタークリームのソースが濃厚過ぎて一人で食べるには辛い感じでした。もう一つの前菜は鴨のタルト。目玉焼きの下にサクサクの鴨を練りこんだパイ生地が敷かれています。赤ワインソースとの相性も良く美味しい一品。










 メインはヘイクと呼ばれる淡白な白身魚に、ベーコン、パセリのクルトン、アーティチョークのピュレ、レインボーチャード(ビーツの仲間)が添えられた一品。たっぷりのったトリュフの香りが引き立って美味しかったです。もう一品は牛のステーキ。焼き加減は特に聞かれませんでしたが、美しいロゼ色に仕上がっており、やわらかくジューシーでとてもお上品。これにはサラダとベアルネーゼソースが別皿で付いてきました。そして何を意図していたのか最後まで理解出来なかったのですが、お肉の上にはカタツムリが添えられていました。食感の違いを楽しむものだったのでしょうか?











デザートはかなり甘いとの事前情報を入手していたので、ピンクグレープフルーツのソルベに。さっぱりすると思いきや期待を裏切らない甘さ(笑)。私はフルーツだけの甘みで十分でした・・・。お店の名誉のために付け加えると添えられていた焼き立てのマドレーヌは甘さも程よく最高に美味しかったです!











もう一品はお店の本当の味を知るべく(?!)、聞いただけでも甘そうな一品、バニラカスタードとブラックカラントのコンポートに・・・。これまた期待を裏切らない強烈な甘さ。私にはかなり厳しいデザートとなりました。でもイギリス人にはきっとこのくらいの甘さでないと受け入れられないのだと思います(笑)。

ガーディアン紙にはとても努力して作りあげている料理に違いないのに、それをさりげなく出しているところがとても良い、というコメントがありましたが、まさにそのとおり。サービスもお店の雰囲気もお料理もさりげなく楽しめるそんな素敵なランチでした。

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