2016年7月30日土曜日

ブータン旅行(2日目:ティンプー→プナカ)


ティンプーから古都プナカへの移動。プナカまでは70キロの距離ですが山間の道を昇ったり下ったりで車で約3時間かかります。

【ドチュ・ラ】
45分過ぎにドチュ・ラ(峠)に到着。ブータンで峠はとても神聖な場所です。ここには108基の仏塔が並んでいます。2004年に王妃が対インド反政府ゲリラ基地掃討を記念し建立したものです。







ここからは冬季は山脈が美しく見えるはずですが、夏は雲に覆われがちとのこと。


対面にはお寺もあります。


 こちらに滞在している一瞬の間に霧に囲まれてしまいました。




【チミ・ラカン・カフェ】
さらに2時間ほどの運転でロベサへ。こちらで昼食を頂きます。お昼はチミ・ラカン・カフェテリアにて。偶然にもこのレストランには10年前にも立ち寄りました。


こちらのカフェテリアは250度ガラス張りで目下には美しい棚田を望むことができます。


ランチはビュッフェです。
赤米に野菜の焼きそば。













 キャベツのオイスターソース炒めと野菜の炒め物。












鶏肉の中華風炒めとじゃがいものカレー。



 代表的なブータン料理のエマダッツィ(唐辛子のチーズ煮)。



 デザートはアイスクリーム。

【チミ・ラカン】
ランチの後はチミ・ラカンへのハイキングです。畦道を歩いていきます。
遠くに見えるのがチミ・ラカンです。チミ・ラカンは谷を海に例えるとその中に浮く島のような地形に建てられたお寺で、パワースポットであるということを感じます。こちらは「子宝の寺」や「長寿の寺」として有名で、ブータン中から参拝客を集めています。





なだらかな山を登ると大きなマニ車が建てられています。ガイドのナワンさんは必ずマニ車を回します。回す方向は時計回り。反対周りに回すとお経を逆に読むことになりますから。


こちらがチミ・ラカン。風狂聖ドゥクパ・クンレゆかりのお寺とされています。お坊さんなのに、アルコールを飲んだり女性と出歩いたり性のタブーを超越した存在だったそうです。


チミ・ラカンのある村は本当にのどかな農村です。こちらの家では屋根の上に唐辛子を干していました。


ブータンの農家では壁に巨大な男性器(ポー)を描く風習があり、この風習も風狂聖ドゥクパ・クンレに由来するそうです。擬人化されたり本当にユニーク。この村には本当にたくさんのポーが描かれていました。






【尼僧院】

続いてこれまた王妃が2010年に建立した、尼僧院。2015年から大学として認められ約150人の尼さんたちが勉学・修行に励んでいるのだそうです。







本日もすばらしい一日でした!

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