2009年12月28日月曜日

オスロ観光

ノルウェー旅行最終日、飛行機の出発の時間までオスロを観光しました。日本であればあまり考えられないのですが冬の間は閉鎖されている観光名所がほとんどで、今回はかろうじて開館していた国立美術館とノーベル平和センターに行ってきました。

国立美術館はとてもコンパクトですがなかなか良い作品が凝縮された美術館で、英語の音声案内を頼りにノルウェーを代表する巨匠ムンク「叫び」や「マドンナ」をはじめとする数々の有名な作品に触れることが出来ました。ムンクの他にもルノアール、モネ、ピカソ、セザンヌなどの作品もありました。並ばず入館し、美しい絵画の前でゆっくりと贅沢な時間を過ごしました。物価の高いノルウェーですが入館料が無料というのも気に入りました。国が芸術を守るのはすばらしいこと。どこかの国の事業仕切りとは違います。(ムンクの「マドンナ」は倉敷の大原美術館にも別バージョンが所蔵されていて5月に観てきたので、勝手に不思議なご縁を感じました。)

小学校の頃伯母から毎月のように偉人の伝記をプレゼントされており、それぞれの偉人の生き方は私の人生に多大な影響を与えたのは確かですが、残念ながらそのほとんどは今もう一度読み返してみたいと思うくらいあまり記憶にありません。そんな記憶力の悪い私の脳裏に強く印象に残っている人の一人にダイナマイトを発見した偉大なスウェーデン人、アルフレッド・ノーベルがいます。ノーベル賞はご存知のとおりノーベルの莫大な遺産で作られた賞ですが、平和賞だけはノルウェーとスウェーデンの平和を祈念して創設されたことからノルウェーで授賞式が行われています。オスロのノーベル平和センターはオバマカラー一色。そしてラッキーなことに普段は80クローネ(約1500円)の入場料もクリスマスのせいか無料でした。

私が敬愛してやまない人道支援機関、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所:本部ジュネーブ)は2度、ICRC(赤十字国際委員会:本部ジュネーブ) は3度ノーベル平和賞を受賞しています。






2009年12月27日日曜日

ノルウェークルーズ

クリスマス休暇を利用して、ノルウェーにオーロラクルーズに行ってきました。フィヨルドの美しいノルウェーでは沿岸急行船が定期的に運航されていて気軽にクルーズを楽しむことが出来ます。この沿岸急行船は世界一美しいクルーズと言われているのだそうです。私たちの乗った船はその名もMidnatsol(ミッドナトソル)、真夏の太陽です。さすがは白夜の国ですね。今回はオスロからトロンハイムまで列車に乗り、トロンハイムからヒルケネスまでの5泊の船旅。念願のオーロラもたった一度でしたが見ることが出来て大感激の旅でした!





























ノルウェークルーズ(イベント編)

航海中各寄港地におけるツアーはもちろんのこと、ミッドナトソルの船内でも、乗船客を飽きさせることのないよう色々なイベントが用意されていました。私たちは寄港地ではトロムソでの犬ぞり体験とヨーロッパ最北端の岬(北緯71度10分21秒!)、ノールカップへのツアーに参加。トロムソもノールカップも北極圏内で日中も真っ暗。吹雪の中の犬ぞりと岬の散歩はスリル満点!なかなか出来ない経験です。ノールカップへはタイの先代国王が訪れたことがあるとかで、タイ政府寄贈による記念博物館もありました。

船内では北極圏通過の儀式でネプチューン王が登場。北極圏内に入ったということでお怒りだったようで、希望者の背中に氷が入れられおりました(涙)。



クリスマスシーズンということもあり、各寄港地の住民が船内でミニコンサートを開いてくれたりという微笑ましい場面も。
寄港地にはこんなそりも用意されます。これは座るのではなく、背もたれの上の部分を手で持ち、同時に足で地面を蹴ってスキー板に足をのせてすべります。


寄港地の子どもたちも船内に来てくれました。かわいい~~~。











ノルウェークルーズ(船内グルメ編)

今回のツアーは3食付き。朝とお昼はビュッフェ形式。夜はスリーコースのディナーがサーブされます。

ノルウェーのお食事はあまり期待していなかったのですが、意外や意外、船内のお食事はかなりのもの。一番美味しかったのはラムのロースト。ソースもしっかりしていて大変美味でした。日本だったら一人2本くらいしか出ないようなラムチョップがなんと3本も出てきてお腹いっぱい!





ノルウェー名物サーモンのソテーも出ました!ソースはフェンネルとほうれん草のクリームソース。

デザートのパンナコッタ。デザートも毎回工夫されていて本当に美味しかったです!


クリスマスイブの夜はビュッフェでした。ロブスター、オマールに手長エビ等など、エストニアにはない盛りだくさんのシーフードの登場はかなり嬉しかったです。


デザートも素敵です。



聖夜にはトナカイ君が出てきました。トナカイは燻製しか頂いたことがなかったので、こんなにたっぷりのローストを頂くのは今回が初めて。ベリーの甘いソースが添えられていました。内臓系の匂いとザラザラした舌触りはシカ肉に似ています。トナカイ君はやっぱりサンタさんと一緒にいて頂いた方が私は嬉しい・・・。もちろん完食です!
・・・あまりに毎回お腹いっぱい食べすぎてずいぶん太ったのではないかと心配したのですが、体重変わらずでとりあえず一安心。







2009年10月16日金曜日

The Dorchester (ロンドン・アフタヌーンティー)











高校の時代の友達との嬉しい再会の場所はThe Dorchester。つい先日のアエラにはロンドンのアフタヌーンティーブームについて書かれていましたが、友人曰く有名なホテルはなかなか予約が取れないのだそうです。ドーチェスターもそんな人気のホテルの一つ。重厚なインテリアに極上のサービス、紅茶の本場イギリスで頂くアフタヌーンティーはとても優雅なひとときでした。

まずはお決まりのサンドイッチ。パンもそれぞれ中身に合わせてシソの葉やクミンシードを入れたりしてとてもおしゃれ。お口直しのパンナコッタもスコーンもケーキも上品な甘さで美味しかったです。お腹一杯。

2009年9月2日水曜日

リトアニア・ラトビア旅行6(リガ)







最終日はシャウレイからラトビアのリガに国際バスで移動しました。シャウレイからリガまでは約2時間半、ゴージャスな国際バスですが、お値段は何と1200円。リトアニアの物価の安さには驚かされます。



最終日のリガももちろん駆け足。リガにはお昼近くに到着し、美味しいお昼を頂いた後旧市街の観光へ。かわいい街で、すぐに見どころ全てを見学することが出来ました。ラトビアで有名な自然派化粧品を自分へのお土産に購入。リガからタリンへはまたエアバルティック。今度はジェット機で空席もまばら。ちょっと安心。あっという間の夏休み、3日間良いお天気に恵まれ大満喫でした!

リトアニア・ラトビア旅行5(リトアニア料理)

リトアニアで感激したのは食事。何を食べてもとっても日本人の口に合う感じがしました。地球の歩き方に見所を一つ削ってでも食べるべしとあるのも頷けます。トゥラカイで食べた少数民族カライメの伝統料理は中にお肉の入った窯焼きパイでキビナイと言います。サクサクのパイ生地にしっかりと味付けされたお肉がマッチしておりとても美味。でもその美味しさより何よりリトアニア料理のジャガイモレパートリーの多さには本当にびっくりです。ジャガイモのパンケーキ、ジャガイモのソーセージ、ジャガイモのお団子などなど、モチモチのジャガイモ料理にほっぺたが落ちるほど。私は普段はジャガイモでお腹のスペースを一杯にしてしまうのは何だかもったいない気がしていて進んでジャガイモを食べることはないのですが、とても美味しかったので今度家でも再現してみようと思っています!!
じゃがいものソーセージ
ビーツの冷たいスープ




キビナイ
ヴィリニュスのバスターミナルではホットサンドイッチとホットドックの自動販売機を発見しました。自動販売機大国の日本人もこれには驚き。お味ももちろんすばらしく、具にはちゃんと野菜まで入っていて、いったいどういう仕組みなのか、誰がどうやって管理しているのか大変気になりました。
リトアニアではサワークリームやカッテージチーズを多用するようです。

リトアニア・ラトビア旅行4(シャウレイ)




2日目、カウナスからさらに移動を続けバスで約3時間のところにあるシャウレイへ。シャウレイの目的は「十字架の丘」。ここはソ連時代に禁域とされていた所に人々が十字架を持ち込み続け生まれた丘。今も世界の様々な所から十字架が持ち込まれているのだそうです。無数の十字架があり近くからみるとかなりの迫力なのですが、なかなか上手に写真に収めることが出来なかったのが本当に残念。

リトアニア・ラトビア旅行3(カウナス)


旅の2日目はカウナス。ヴィリニュスからカウナスは電車で移動しました。ここカウナスはリトアニア第2の都市。ヴィリニュスがポーランドに占領されている間、ここはリトアニアの首都でした。カウナスでの私たちの目的はただ一つ。第二次戦争中にナチスドイツの迫害から逃れるユダヤ人に日本への通過ビザを発給し、6000人の命を救ったと言われている杉原千畝の記念館に行くこと。杉原千畝はドイツと同盟を結んでいた当時の日本政府からビザ発給を許可されなかったため、自分の正義だけを信じ、勇気と決意を以て自分の時間が許す限りビザを発給し続けたのだそうです。その後彼の功績が評価され、当時の日本領事館は杉原記念館として保存されています。ここで私たちは涙なしでは見ることの出来ないDVDを観賞し感動を新たにしたのです。

2009年9月1日火曜日

リトアニア・ラトビア旅行2(ヴィリニュス)







トゥラカイから駆け足でヴィリニュスに戻りヴィリニュスの旧市街観光へ。ヴィリニュスに到着したのが夜というのもあって最初の印象は「暗くて怖そうな街」でしたが、歩いてみるととても素敵な所。タリンよりもずっと大きな旧市街を歩きながら散策を楽しみました。沢山の見どころがある中でも私たちが最も注目したのは「夜明けの門」。奇跡を起こす力があると言われる聖母イコンを前に私たちもにわかクリスチャンに化し祈りを捧げたのでした。

2009年8月31日月曜日

リトアニア・ラトビア旅行1(トゥラカイ城)




3日間の夏休みを頂き日本から遊びに来てくれた友人とリトアニアとラトビアを駆け足で回ってきました。日曜日の夜タリンからリトアニアの首都ヴィニリュスまでエアバルティックで飛びその日は何もせずホテルで休息。ヴィリニュス行きの便は70人乗りくらいのプロペラ機だったのですが、乗客はたった18人!経営が成り立つのか心配になってしまいました・・・。

リトアニア初日はヴィリニュスから郊外にバスで約30分のところにあるトゥラカイへ。ここは昔首都が置かれていたところで、14世紀後半に建てられたお城が有名です。長い歴史の中で基礎を除く多くの部分が破壊され、今私たちが見ることが出来る城の上部は復元されたものなので、見た目はとても新しいのですが、中に入ると中世の騎士の甲冑など、歴史を感じる品々が沢山保存されていました。

美しい湖畔の町で自然を楽しみながら一日ゆっくり過ごすのも良いかもしれません(強攻スケジュールの私たちはヴィリニュスへとんぼ返り・・・)。

2009年8月22日土曜日

Restoran Ö (ウ)




エストニアレストランガイドで何年も連続で一位の座を取り続けているRestoran Ö(ウ) に行ってきました。




レストランウはフレンチにエストニアのテーストを加えたフュージョン系のとってもおしゃれなレストラン。私たちはせっかくなのでテースティングメニューにトライ。アミューズに始まり、前菜3品、お魚、シャーベット、お肉、チーズ、デザートとフルコース。一品一品が少なめだったので、私たちも最後まで完食!!食べ終わった後はかなりお腹がいっぱいでしたが、ざりがに、うなぎ、血のソーセージやチーズなど、エストニアの変わった食材を色々楽しめる素敵なコースでした。さすがはナンバーワン!!

2009年8月17日月曜日

オランダ旅行4




3泊4日のオランダ旅行でしたが、クリームコロッケやうなぎの燻製(写真)などの定番オランダ名物料理はもちろん、久し振りに「美味しい」中華や焼き鳥、お寿司などの日本食も味わうことが出来て大変充実したオランダ旅行でした。

そしてオランダらしい裏の世界も沢山見ました。中華街でたまたまやっていたゲイパーティに出席していたド派手な美しい(?!)方々や、飾り窓地域の各ブースでお客さんを待つ下着姿の美しいお姉さんなどなど、カルチャーショックも沢山!

2009年8月15日土曜日

オランダ旅行3(マドローダム)




キンデルダイクの帰りにハーグにあるマドローダムに連れて行ってもらいました。マドローダムは何から何まで25分の1に再現してオランダの見所を紹介するミニチュアテーマパーク。本当にすばらしい出来で感激です。アムステル国立美術館の窓からは、レンブラントの「夜警」を観賞する人々の姿まで見えるという芸の細かさ。意外に楽しめました。

オランダ旅行2(キンデルダイク)




アムステルダムから車で約1時間半のキンデルダイクはオランダらしい風車で有名。ラッキーなことにこの日はほとんどの風車が動いており、自然とよく調和したオランダの風景を楽しむことが出来ました。この風車にはそれぞれ風車守の一家が住んでいて、中を見学することも出来ました。女性の平均身長が170センチ近いと言われている大きなオランダ人が天井の低い風車の中に住むのは考えただけでも大変そうです。風車守の仕事はオランダでは大変名誉あるお仕事らしいです。

2009年8月14日金曜日

オランダ旅行1




オランダを旅行してきました。乗換地コペンハーゲンでは久し振りにスターバックスに再会し、そういえばこんなカフェもあったなぁ、と都会生活時代(?!)を思い出しました。アムステルダムに到着して最初の驚きは空港の大きさ!着陸してからターミナルに着くまでに所要した時間は約15分。1分で到着するタリンとは大違い。アムステルダムは何から何まで大都会。タリンではめったにお目にかからない人だかりに大興奮でした!!初日は野外マーケットでにしんのサンドイッチを頂きました。ホットドック用のパンににしんと玉ねぎのみじん切りとピクルスを挟んだだけのとってもシンプルなサンドイッチですが、お味はなかなか。

2009年8月10日月曜日

ハープサル




タリンから南西に100キロほど行ったところにあるハープサルという街に行ってきました。


ハープサルで一番有名なのは、写真の「僧正の城」。ここにある洗礼堂の窓に、8月の満月の夜、白いドレスの女性が浮かび上がるという伝説があります。この女性は僧正の城にいた僧侶の愛人で、聖歌隊の少年の恰好をして女人禁制の城に忍び込んでいたとか。ある日司祭に見つかってしまい、僧侶は飢え死にの刑、女性は建設中の壁に幽閉されることになりました。ところが、壁を工事していた人々は彼女がいることに気付かず壁を作ってしまい、そのまま彼女は壁に埋められてしまったとか。それからこの伝説が生まれたのだそうです。

ここハープサルの帰りに寄ったショッピングモールで何とテルテル坊主に出会いました。街の人に聞いたところただのデコレーションと言われてがっかりしてしまったのですが、何かあるに違いないので引き続き調査を続けます。

2009年8月7日金曜日

スリーシスターズホテル







観光名所にもなっているスリー・シスターズホテル。ここは、天皇皇后両陛下やエリザベス女王も泊られた由緒正しい5つ星ホテルです。ホテルの開業が始まってからはまだ5年ですが、建物自体は中世のもの。中世の住居の集合体で、3つ仲良く並んでいるので三人姉妹と言われています。